老後の約10年は要介護生活!?老後の健康の実態についてまとめてみた

健康

世界一の高齢社会である日本

今もなお平均寿命が少しずつ伸びています

2019年時点での平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です

寿命が尽きるその歳まで、自分の足で歩いて元気に過ごしたいと思いませんか?

しかし現状をみると、健康でいられる年齢(健康寿命)と平均寿命の差は、男性で約8年、女性で約12年もあります

つまり10年前後は「何かしらの援助・介護を受けながら生活する可能性があということです

ゆくゆく介護状態にならないように、生活習慣の見直しや、適度な運動は今からでもできます!

この記事では、統計データを併せて日本における老後の健康の実態について(肉体的健康を中心に)整理してみたいと思います

この記事はこんな方におすすめ!

  • 老後どのような生活になるのかイメージが湧かない
  • 健康について今まで深く考えたことがない,少ない
  • これから健康に気を付けていきたい    等々…

この記事を読んでいただき、今よりも少し健康に対する意識が深まり、これから健康なからだを手に入れるための行動の後押しになれば幸いです!


健康とは?

そもそも「健康」とはなにか?

WHO(世界保健機関)では、「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」と健康の定義がされています

からだ「心社会生活」、この3つがそろって良好な状態であると解釈できます

定義の中にもあるように、健康は大きく3つに分けられます

肉体的健康

  • 身体的な病気がないこと
  • 生活をする上で苦痛や不自由さがないこと

精神的健康

  • 過剰なストレスがない状態
  • 幸福感や自己肯定感を持っていること

社会的健康

  • 自分の役割をもって社会に参加していること
  • 他者や社会と建設的でより良い関係が築けていること

私なりの解釈もありますが、以上のような意味があります

ここではその中でも「肉体的健康」に主眼をおいて考えたいと思います


日本の健康に対する実態

肉体的に健康である条件として、

  • 身体的な病気がないこと
  • 生活をする上で苦痛や不自由さがないこと

と、お話ししました

実際に我々はどのような病気にかかりやすいのか?

何が原因で生活の不自由さが生まれてしまうのか?

統計データと併せてみていきましょう!

日本人の死因の多くは生活習慣病

まず、日本人の「死因となる疾患」から考えてみましょう

我々はどのような病気によって亡くなることが多いのでしょうか?

令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況より 著者作図

こちらは日本人の死因の割合をまとめたグラフです

最も多いのは、悪性新生物26.5%

ついで心疾患14.9%

4位は脳血管疾患7.3%です

これをみてわかるのは、日本人の死因の約半数が「生活習慣病」ということです!!

生活習慣病にならないように生活習慣を正すことは、健康になることにおいて避けては通れません…

心疾患や脳血管疾患は、高血圧動脈硬化などが原因となりやすいですので、血管系の病気には気をつけたいところです

日本は世界一の高齢社会

冒頭でもお話しした通り、日本の平均寿命は男性で81.41歳、女性で87.45歳です

内閣府で発表されている世界の主要国の高齢化率で見ると、日本は1位ですhttps://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/html/zenbun/s1_1_2.html

ちなみに高齢化率についてですが、高齢者(65歳以上)の割合が、人口の何%かで決まります

 人口の7%  … 「高齢化社会」

 人口の14% … 「高齢社会」

 人口の21% … 「超高齢社会」

実は日本は、2010年にはすでに超高齢社会になっていました!

これからもより高齢化率が上昇する見込みです

健康寿命とは?

先ほども述べたように、日本は世界一の高齢社会であり、平均寿命は伸び続けています

さらに死因をまとめたグラフの、3位には「老衰」が上がっています

昔は脳血管疾患の方が上位でしたが、老衰は2001年以降上昇していて、2018年には脳血管疾患を超えて第3位となっています

これは、高齢化率の上昇によって老衰が死因として増えていることも考えられます

老衰は死の原因となる病名がつかないいわゆる自然死です

何も病気することなく、寿命を迎えて亡くなるような最後を、私も迎えたいと思います

ところで皆さんは「健康寿命」という言葉はご存知でしょうか?

健康寿命は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指します

日本の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳です

厚生労働省:健康寿命の令和元年値について

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf

…ちょっとまって?

さっき前に書いてあった平均寿命って、確か男女とも80歳以上だったような…

平均寿命と健康寿命を比べてみると、その差は男性で8.73年女性ではなんと12.06年もあります!!

この期間は「何かしらの支援や介護が必要な状態」になる、ということです!

ここまで先のことを考えると、健康増進の大切さが分かると思います

介護が必要なく、健康なからだを手に入れるためには、この平均寿命と健康寿命の差縮めることが重要です!

要介護者の割合

それでは、高齢者の中で介護が必要な人はどのくらいいるのでしょうか?

厚生労働省の介護保険事業状況報告では、2023年2月時点で、要介護(要支援)認定者数は、692.6万人です

要介護の程度は、「要介護」「要支援」の大きく2つに分かれています。

要介護は1~5まで、要支援は1~2まで段階があり、合わせて7段階あります。

要介護よりも要支援の方が介護度の程度は軽く、数字が大きいほど介護度が重いです

【介護度】

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要支援1・要支援2・要介護1…要介護5

厚生労働省の報告では、65歳以上の要介護認定を受けている方で、どの介護度が多いのかも示されています

厚生労働省:介護保険事業状況報告より 著者作図
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/jigyo/m23/2302.html

一番多いのは要介護1で20.9%、次いで要介護2(16.7%)、要支援1(14.2%)の順でした

厚生労働省:介護保険事業状況報告より 著者作図

ちなみに75歳〜84歳までに絞ると、要介護1、要支援1、要支援2の順で認定が多いです

つまり、後期高齢者では比較的軽めの認定を受けている人が多くいるということです

介護が必要な要因

介護が必要になってしまう要因は何が多いのでしょうか?

「2019 年 国民生活基礎調査の概況」より引用
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/14.pdf

総数や要介護者で見てみると「認知症」「脳血管疾患」が多いです

しかし要介護度別に見てみると、要支援者では「関節疾患」が介護が必要となった要因として1位となっています!

次いで「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」が続きます

となれば、運動器に対してのアプローチを日頃より行うことにより、要支援状態になる可能性を下げられることにつながると考えられます


まとめ

ここまでのデータをまとめます

  • 生活習慣病が死因の半数を占めている
  • 日本は世界一の高齢社会
  • 10年前後は介護が必要な期間がある
  • 要介護者では、認知症や脳血管疾患が多い
  • 要支援者では関節疾患や高齢による衰弱、骨折が多い

これらから、生涯健康でいるためには、加齢に伴う衰弱への対策生活習慣病・運動器疾患の予防が必要不可欠であることがわかります!

  • 今から少しずつ生活習慣を見直したい
  • 適度な運動を行う習慣をつけたい

少しでもこのように思っていただけたら嬉しいです!

運動習慣を身につけて、健康寿命を伸ばしていきましょう!


 ●参考文献

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